2011年08月21日

アユ剥き(アユ掬い)のお話

帰省中のある日、親父が鮎(アユ)を大漁に捕獲してきた。200匹は軽くいる。サイズも20cmほどある塩焼きサイズから小さな唐揚サイズまで、とにかく大漁だ。ただこれは珍しい事でもなんでもない。うちの親父は鮎を捕りに行けばこれぐらいは簡単に捕ってくる。小さい頃からよく見た光景なのです。親父の鮎の捕り方はタモ網で鮎を掬う方法です。川の中で鮎が通る道がわかるのだという。そこにタモ網を置き、自分が上流に行くそぶりをして2〜3歩、歩く。すると鮎は人間と反対に下流に逃げようとして親父の持つ網に自ら飛び込んでくる。理屈は簡単で技術も何も無いのだが、鮎の通る道がわかるかどうかなのだ。ちなみに私には未だに、さっぱりわからない。
1108アユ 110811達者
翌日、この鮎剥きに素人3人で出かけてみた。鮎の通り道などわかるはずの無い初心者にもやさしい、となり部落(集落)の川に車で5分で到着し川辺に下りてみる。この河は人口の石畳があり、子どもも安全です。そして、信じられないかもしれませんが、この人口の石畳の脇に天然の鮎がた〜くさんいるのです。ウジャウジャいるとう表現がピッタリかもしれません。
110811掬い01 110811掬い02
とりあえず、やってみる、粘ってみる、鮎をだまそうと歩くしぐさなどしてみる。タモの目前で引き返す鮎がほとんど…でもやってみる!歩いてみる…入った〜!!そして又、入ったー!! 娘は独自の捕獲方法をあみだして『捕れた〜!』『又、捕れたーーー!』と…まぁこんな感じでキャンプの夕食の贅沢なおかずの1品には充分な数(多分、30〜40匹程)が捕れました。石畳の最後には水溜りがあり、明らかに鮎ではない、ひとまわり大きな魚影が…そ〜っとタモを近づけて掬う!捕れました!岩魚です。もちろん大きめの鮎と一緒に塩焼きです。(そりゃ美味いに決まっています)
110811岩魚
ん〜、なんだろう?この自然環境は…首都圏などの川で、よく耳にする遊漁券なるものは佐渡にはありません。多分、存在しないと思います。お金なんていらない。素人3人が車で5分の川に行き、タモ網3つでこんな天然の岩魚を掬えてしまう。
110811アユ
何なんだろう?この圧倒的な自然は…でも考えてみたら、もともと自然なんてこんなものなのかもしれない。そこに縄張りだの、商業だの、そんなものを持ち込んだのは、まぎれもなく人間なわけで、そんな社会を故郷の山や川は、せせら笑っているかのようにも思えてしまった。鮎剥きの途中、その集落のオヤジが二人、通りかかり話しかけてきた。何処から来たのかと問われた。となり部落の出身でお盆休みで帰省している事を伝えると『たくさん捕っていけ!』と言われた。そして娘に『から揚げにすると美味しいぞ!』と言って去っていった。ん〜、なんだろう?あらためて故郷の自然に驚き、そこに暮らす島の人間への敬意の気持ちが溢れてきた。
110811アユ
新たなフィールド…などと言うと少しオーバーかもしれないが今年の佐渡レポートはこの故郷・佐渡ヶ島の渓流に半歩だけ足を踏み入れたとろろで終了とします。
ラベル:佐渡ヶ島
posted by BAKU at 21:09| Comment(2) | ちょっとしたお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鮎、塩焼きも唐揚げも鮎飯も旨かったねぇ〜。鮎の通り道がわからなかった俺は一匹だけだったけど...orz。

>ん〜なんだろう?あらためて故郷の自然に驚き、そこに暮らす島の人間への敬意の気持ちが溢れてきた。

難しいことはわかんないけど、「自然の恵みを分けあって享受する」ことへの感謝を都会では忘れちゃってるってことなんじゃないかな。故郷の人々は心が豊かというか、暖かいというか...ね。
Posted by カミチン at 2011年08月22日 13:29
>カミチン
考え出すとキリがないんだけどさ〜
田舎で普通にやることを都会でそのままやると
逮捕されちゃったりするんだよね〜

来年は渓流に足を踏み込みそうです。あんなに綺麗な川だもん川の水浴びながら渓流釣りも良くね?

Posted by BAKU at 2011年08月22日 21:08
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